一般内科
風邪、気管支炎、インフルエンザ、発熱、頭痛、下痢、腹痛、糖尿病等の生活習慣病(高血圧症、脂質異常症(高脂血症)、痛風(高尿酸血症)等)、その他内科一般の診療を行います。(各専門医の診察が望ましいと考えられる場合はその旨ご説明致します)
※新型コロナウイルス対策のため、発熱や咳症状のある方は来院前にお電話をお願いします。受診していただく時間を指定させていただいております。
風邪
鼻や喉に感染がおこり炎症を起こします。症状は、咳、鼻水、鼻づまり、のどの痛みや発熱等です。原因の9割程度がウイルスによるものといわれています。健康な人であれば通常数日で治癒に向かいますが、薬を使うと症状を和らげることが出来ます。
病状によっては気管支炎や肺炎に進行する場合もありますので、治るまでは無理をしないことが大切です。通常の風邪と紛らわしい溶連菌という細菌の感染症もありますが、検査によって判定することが出来ます。
インフルエンザ
典型的には1~3日の潜伏期間の後、38℃以上の高熱、筋肉痛、関節痛、倦怠感などの全身症状、風邪症状や下痢・腹痛などが現れ、3~7日間続いた後、治癒に向かいます。風邪よりも急激に発症し、症状が重いことが特徴です。 まれに重症化して気管支炎や肺炎、脳炎などの合併症を来たす場合もあり、特に基礎疾患(糖尿病、心疾患、肺疾患など)を有する高齢の方は注意が必要です。
重症化を予防するためには事前にインフルエンザワクチンを接種することが効果的です。
発熱後48時間以内ならばインフルエンザの治療薬を使用する事で治癒を早めることが出来ます。ただし、発熱直後は検査してもインフルエンザだとわからないことがあります。
高血圧
血圧が高い状態が続く疾患で、2020年現在、日本人の約3人に1人が高血圧と言われています。血圧が高いと血管の壁に圧力が掛り、その結果、血管を傷めて次第に血管が硬くなり、動脈硬化、ひいては脳卒中、心筋梗塞、腎不全等の合併症につながります。
高血圧の人の大部分は本態性高血圧というタイプの高血圧です。本態性高血圧とは、原因をひとつに定めることは出来ないものの、遺伝的要因や食生活(塩分摂取量が多い)、嗜好(喫煙・飲酒)、運動不足、肥満や精神的なストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされる高血圧です。
高血圧でもほとんどの場合自覚症状はありませんが、長年の経過で動脈硬化や腎機能低下などの合併症が進展します。合併症は一度起きてしまうと治すことは難しいため、高血圧に対し早期に治療を開始することが重要です。
高血圧は140/90mmHg以上とされていますが、血圧の目標値は他の持病や年齢に応じてさらに変動します。
脂質異常症
血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪が多い、またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が低い状態となる疾患です。よく高脂血症とも呼ばれます。
LDLコレステロールが140mg/dl以上、またはHDLコレステロールが40mg/dl未満、または空腹時の中性脂肪が150mg/dl以上で診断します。
余分な脂質が動脈の壁を変性させて動脈硬化を、ひいては脳卒中、心筋梗塞、腎不全等を引き起こします。 HDLコレステロールは余分なコレステロールを回収して動脈硬化の抑制に役立ちます。 脂質異常症の主な原因として食生活や嗜好(喫煙・飲酒)、運動不足、肥満、遺伝などが挙げられます。
糖尿病
血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が慢性的に高くなる病気です。通常は極度の高血糖でない限り症状はありませんが、長年血糖値が高い状態が続くことで様々な合併症を引き起こします。詳しくは糖尿病についてのページをご覧ください。
高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の治療は、食事療法、運動療法が第一ですが、十分に改善しない場合は薬を使用してコントロールし、ひいては合併症の発症・進行を抑えます。自覚症状が無いからと言って治療を中断しないことが大切です。